
時短勤務にしたら給与が下がった



子連れでも働きやすい職場が、都心にはなかなか見つからない
こうした悩みを抱えている女医ママは少なくないのではないでしょうか?
仕事の都合や、お子さんの教育環境を考慮し都市部の医療機関に勤める医師は多いです。
一方で昨今は8割の病院が赤字の時代。
今後、医師の給与が下がる未来も予想されています。
そんな中、女医ママにとって「郊外エリアへの勤務」こそが、給与面でも働き方の面でも有利な選択肢になり得ることをご存知でしょうか。
この記事では、下記について解説します。
- 女医ママが抱える労働環境の現状
- なぜ女医ママに郊外勤務がおすすめなのか?
- 郊外で働く方法の探し方
女医ママの労働環境の現状
まずは、子育て中の女医が置かれている労働環境の現状を確認しておきましょう。


現状1:給与が下がりやすい
出産・育児をきっかけに、常勤からの時短勤務や非常勤への切り替えを選ぶ女医は多くいます。
しかし、勤務時間を短くすると、当然ながら給与も比例して下がる傾向にあります。
さらに当直手当・緊急対応手当といった加算がなくなる分、単純な勤務時間の削減以上に年収が下がってしまうケースも珍しくありません。
専門医資格を持ち、経験を積んできたにもかかわらず、「働き方を変えた途端に評価や待遇が下がる」という現実に直面している女医ママは少なくないでしょう。
現状2:子育てしながら働きやすい職場が限定される
都心部は医療機関の数自体は多いものの、医師の供給も豊富なため、子育てに配慮した好条件求人には応募が殺到しやすく、競争率が高くなりがちです。
また、都心のクリニックはテナントの制約上、院内スペースにゆとりがなく、託児スペースを設けられない施設も多い傾向にあります。
通勤面でも、満員電車での通勤や、保育園の送迎と勤務時間の兼ね合いに悩まされる女医ママは多いはずです。
「子育てと両立しやすい職場」の絶対数が限られていることが、女医ママの転職・キャリア形成を難しくしている大きな要因といえます。
女医ママに郊外エリア勤務がおすすめな理由
こうした現状を踏まえると、あえて都心を離れて「郊外エリアへの勤務」を選択肢に入れることが、子育て中の女医にとって非常に有効な戦略になります。
ここでは、その理由を3つに整理して解説します。


理由1: 医師需要がまだ高い(給与もまだ高水準)
郊外エリアは都心部に比べて医師の絶対数が少なく、医療機関側の医師確保のニーズが依然として高い状態が続いています。
需要と供給のバランスが都心とは異なるため、同じ時短勤務・非常勤という働き方であっても、都心部より高い給与水準を維持できるケースが少なくありません。
働く時間が限定されやすい女医ママにとって、郊外は検討する価値のあるエリアです。
一方で、郊外エリアの医師需要もどこまで続くかは分かりません。
郊外エリアに勤務するリスク
- 都市部から今後医師多く流入する可能性
- 人口減少に伴い郊外エリアの医師需要が低下する可能性
このようなリスクも孕んでいるのが現実と言えます。
理由2:子連れ勤務に寛容な医療機関が多い
郊外の医療機関は、都心のテナント型クリニックと比べて敷地に余裕があり、院内の構造にもゆとりがあるケースが多く見られます。
医療機関の敷地にゆとりがあるとどんなメリットがあるでしょうか?
郊外エリア医療機関の傾向
- 無料駐車場がある
- 院内に託児室がある
- 子連れOK
駐車場を含めた施設全体が広々と設計されていることが多く、託児室を設けている医療機関も見つけやすくなります。
また、地域に根ざしたクリニックは、子育て世代の患者さんが多く通う地域密着型の診療スタイルであることも多く、スタッフの子育てにも理解のある、寛容な患者層・院内文化が形成されている傾向があります。
理由3:車通勤がOKな医療機関が多い
郊外の医療機関は駐車場を完備していることが多く、車通勤が認められているケースが一般的です。
車通勤ができるかどうかは働きやすさを大きく左右するポイントです。
日々の保育園送迎のみならず、病児保育に子供を預けたり、家族に預ける際に車一台で効率よく済ませられるメリットがあります。
天候が悪い日や、荷物が多くなりがちな子連れ通勤において、車移動ができる環境は精神的・体力的な負担の軽減にも直結します。


郊外エリアとは具体的にどこ?
具体的にどのエリアを指すのか、イメージが湧きにくい方もいるかもしれません。
ここでいう郊外エリアとは、いわゆる「僻地医療」や離島医療のような、生活インフラそのものが乏しいエリアではなく、都市機能へのアクセスを保ちながら、都心部より医師の需要と供給のバランスが緩やかなエリアを指しています。
具体的には、以下のようなエリアがイメージに近いでしょう。
| 地域 | 具体的な地名 |
| 首都圏 | 千葉県、埼玉県、神奈川県の郊外エリア 茨城県、群馬県など |
| 関西圏 | 大阪府と兵庫県の郊外エリア |
| 中京圏 | 愛知県郊外(一宮・豊田・岡崎周辺など) |
いずれも、都心部の中心地までは電車や車で1時間前後アクセスできる範囲にありながら、都心部ほど医療機関同士の求人競争が激しくない点が共通しています。
「郊外エリア」といっても範囲は広いため、通勤時間や実家・パートナーの勤務地との兼ね合いを踏まえながら、自分にとって無理のない範囲で候補エリアを絞り込んでいくとよいでしょう。
郊外エリアの求人を探す方法
郊外勤務のメリットを理解したところで、実際にどのように求人を探せばよいのか、具体的な方法を3つ紹介します。


1:郊外勤務に強い医師転職エージェントを使う
もっとも効率的なのが、医師転職エージェントを活用する方法です。
郊外エリアの求人は都心部の求人ほど頻繁に公開されるわけではなく、非公開求人として扱われていることも多いため、エージェントに登録して情報網を広げておくことが重要になります。
医師転職エージェントを活用すれば、無料で求人紹介や、転職サポートを受けることができます。
エリアごとの給与相場や医療機関の内部事情に詳しい担当者であれば、条件交渉の面でも心強い味方になってくれるでしょう。
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2:知人からの紹介
医局の先輩・同期や、地域の医師会でのつながりなど、知人からの紹介も郊外勤務を見つける有効な手段です。
実際に現場で働いている人からの紹介であれば、院内の雰囲気や、子育て中のスタッフへの理解度といったリアルな情報を事前に得られるメリットがあります。
3:直接申し込む
希望する医療機関がすでに決まっており、その医療機関が公募をしている場合は医療機関へ直接応募する方法もあります。
ホームページで採用情報を公開している郊外の医療機関も多く、直接連絡することで、採用側との距離が近い状態で条件交渉を進められることがあります。
日本医師会ドクターバンクを利用する


直接応募のルートの一つとして、日本医師会が運営する「ドクターバンク」の活用も検討してみましょう。
ドクターバンクは、医師の再就業支援を目的とした無料の職業紹介事業で、地域医療機関の求人情報を数多く取り扱っています。
公的な立場での紹介事業のため、地域に根ざした医療機関との接点を持ちやすいのが特徴です。
郊外・地方の求人を幅広く比較検討したい場合は、医師転職エージェントと合わせて登録しておくと、選択肢をより広げることができるでしょう。
まとめ
この記事では、女医ママにとって郊外エリア勤務がおすすめである理由と、その探し方を解説しました。
郊外エリアが女医ママにおすすめな理由としては下記の通り。
- 医師需要がまだ高いため
- 子連れ勤務に寛容な医療機関が多いため
- 車通勤がOKな医療機関が多いため
郊外エリアの求人を探す方法は、3つあります。
- 医師転職エージェント
- 知人からの紹介
- 病院に直接申し込む
都心にこだわらず、あえて郊外に目を向けることで、給与面でも子育てとの両立面でも、これまで見えていなかった選択肢が広がるはずです。
まずは民間医局に無料相談し、郊外エリアの求人情報を集めてみることをおすすめします。
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