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【女医ママの働き方研究室・麻酔科編】麻酔科専門医を維持しながら子育てと両立する方法

専門医も維持しつつ、子育ても大事にできる働き方って何だろう?

そう悩むことはありませんか?

「女医ママの働き方研究室」は、

 専門医資格の取得

 維持

 子育てにも時間をかける

そんな働き方を考察するシリーズです。

今回は麻酔科にフォーカスして解説します。

目次

麻酔科医のキャリア構造

麻酔科の資格には段階的なキャリアパスがあります。

まずはこの全体像を押さえましょう。

麻酔科医のキャリア構造
🩺
STEP 1
麻酔科標榜医
2年間
スタート
STEP 2
麻酔科専門医
4年間・週3日以上 研修施設での勤務
中間目標
👑
STEP 3
麻酔科指導医
非常勤・フリーランスへの転換が可能に
最終目標 🎉

このルートを理解することが、女医ママとしての働き方戦略を立てる第一歩です。

麻酔科標榜医の取得基準

標榜医は厚生労働省が認定する公的資格です。

以下の2点を満たすことで取得できます。

基準1

医師免許取得後、麻酔指導医の実地指導のもとで麻酔の実施に専従できる病院にて、2年以上の修練を行うこと。

基準2

医師免許取得後、2年以上麻酔業務に従事し、かつ気管内挿管による全身麻酔を担当医として300症例以上実施した経験を有すること。

標榜医は、麻酔科を専門としない医師(整形外科医・産婦人科医など)が麻酔業務を行うために取得するケースもあります。

厚生労働省Hp 麻酔科標榜に関わる手続き案内より引用

麻酔科専門医の申請資格

専門医の申請には以下の5つの基準を満たす必要があります。

項目要件
①研修日本麻酔科学会が定める専門医研修プログラムを4年以上修了
研修期間中は麻酔科関連業務に専従していること。
②会費申請年度の日本麻酔科学会の会費を完納していること。
③症例数申請年の3月31日までに局所麻酔を含む麻酔科管理症例を担当医として
600例以上経験していること。
④実績単位申請年の5年前の4月1日〜申請年3月31日の間に所定の実績(10単位)を取得していること。
⑤ ACLS/PALS同期間内にAHA-ACLS または AHA-PALS プロバイダーコースを受講し、
実技試験申請時にプロバイダーカードを取得していること。
💡「専従」の定義

週3日以上、麻酔科関連業務に携わっていること。

🍼 育児・疾病による休止について

出産や疾病に伴う6ヶ月以内の休止は、1回まで研修期間として認められます

産休・育休中の方も安心して計画を立てられます。

公益社団法人日本麻酔科学会HPより引用

麻酔科専門医の維持基準

専門医維持に必要な2つの条件

① 継続的な臨床従事:継続して週3日以上の麻酔科関連業務に(同一施設へ)従事していること。

② 単位取得:申請前年度(3月末)までに、所定の単位を取得していること。

⚠️ 女医ママにとってのハードル

週3日以上・同一施設への従事という条件が、子育て中の女医ママにとって専門医維持の最大のハードルになりやすいです。

パート勤務や非常勤掛け持ちでは条件を満たしにくいため、施設選びが重要になります。

公益社団法人日本麻酔科学会HPより引用

転職エージェントや医師専門の求人サイトでは「週1日非常勤」「週3日常勤」といった条件で仕事と育児を両立しやすい求人を探せるので、積極的に活用してみてください。

麻酔科指導医という資格

専門医の上位資格として麻酔科指導医があります。

専門医とは申請・更新条件が異なり、女医ママにとって維持しやすい特徴があります。

麻酔科指導医の申請基準

前提条件
  • 学会専門医 または 機構専門医を1回以上更新した経験がある会員であること
  • 日本麻酔科学会の年次学術集会に1回以上出席して取得した単位を含むこと

さらに、いずれか1点を満たす必要があります。

① 学術集会参加実績

所定の学術集会参加実績があること。

② 参加実績+発表・査読実績

所定の学術集会参加実績 および 発表・査読実績があること。

③ 参加実績+指導実績

所定の学術集会参加実績 および 指導実績(500例以上)があること。

④ 役職による申請

本学会の名誉会員、施設長(大学学長・医学部長・病院長)またはこれに準ずる職責にある方。

公益社団法人日本麻酔科学会認定麻酔科指導医に関する内視 (2024年3月22日改訂)より引用。

麻酔科指導医の更新条件

✨ 女医ママに嬉しいポイント

指導医の更新条件は申請条件と同一

専門医のような「週◯日以上の臨床従事」という縛りがありません。

非常勤勤務やフリーランス形態でも、指導医資格を維持しやすいのが大きなメリットです!

子育てを優先する働き方は?

麻酔科専門医を取得する前

この時期は、専従条件を満たすために常勤で集中的に勤務する期間と割り切ることが現実的です。

  • 楽な近道はないと心得る
  • 日勤のみ対応可能な病院を探すことも一つの選択肢
  • 麻酔科認定医を取得する

麻酔科専門医を取得した後

おすすめの働き方モデル
POINT 01
週3日以上
同一施設に勤務
常勤 or 非常勤
POINT 02
専門医を
1回以上更新
指導医申請が可能に
GOAL
指導医資格
の取得
次のステージへ
指導医を取得すると「週◯日以上」の縛りがなくなり、非常勤・フリーランスへの転換が可能に。子育て優先の働き方へシフトできます。

この時期は、麻酔科指導医を見据え麻酔科専門医を1度更新を目指す麻酔科ママが多いです。

麻酔科指導医を取得した後

GOAL STAGE
おすすめの働き方モデル
🎉 ここからが、子育てとの両立の本番!
MAIN
非常勤勤務・フリーランスへの転換が可能
📅
勤務日数を自由に調整
「週◯日以上」の縛りがなくなり、自分のペースで働ける
👶
子育て時間をしっかり確保
子育てにより多くの時間を充てられる
専門医資格を守りながら、自分らしい働き方へ ✦

指導医を取得した後は、非常勤やフリーランスとして活躍し、グッと子育てと両立しやすくなります。

道は長くなりますが、ここまで辿り着くと大きく自由度が増しますね。

問題点として指導医も専門医も取得時期が女性医師の子育て期と被りやすい為、両立に悩む麻酔科医が多いのだと思います。

転職エージェントや医師専門の求人サイトでは「週1日非常勤」「週3日常勤」といった条件で仕事と育児を両立しやすい求人を探せるので、積極的に活用してみてください。

麻酔科専門医を取得するメリットは?

① 患者さんから選ばれる要因になる

特にクリニック受診においては、専門医資格の有無を確認してから来院する患者さんも少なくありません

「眼科専門医」という肩書きは、患者さんからの信頼につながる目に見える実績です。

② 専門医指定の求人に応募できる

クリニックや病院の求人には「眼科専門医必須」という条件がついているものも多くあります。

専門医資格があることで、条件の良い求人・高収入の求人の選択肢が広がります。

子育てがひと段落して仕事量を増やしたいときにも、専門医があると求人の選択肢が増え有利に進められます。

③ 将来の独立・開業にも強みになる

もし将来的に自分のクリニックを持つことを考えているなら、専門医資格は大きな武器になります。

患者集客の面でも、スタッフ採用の面でも、「専門医の院長がいるクリニック」は信頼の基盤になります。

まとめ

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ちばぽん
眼科医兼ブロガー
眼科医。第1子産後に専門医取得。大学病院フルタイムで勤務するも両立に失敗。現在、非常勤。「女医ママが仕事と育児の両立を目指す」上で役立つ情報をブログで発信中。
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