
専門医を取得や維持しつつ、子育ても大事に出来る働き方って何だろう?
そう悩むことはありませんか?
女医ママの働き方研究室では
専門医資格取得や維持をする
子育てにも時間をかける
そんな働き方を考察するシリーズです。
今回は皮膚科編。
皮膚科は女性医師が多い診療科ですが、専門医資格の取得へハードルが高いことで有名。
子育てと仕事を両立しやすい働き方を一緒に考えてみましょう。
皮膚科専門医の取得要件
皮膚科専門医の取得はこちら。
専門医の申請には以下の5つの基準を満たす必要があります。
| 項目 | 要件 |
| ①医師免許 | 日本の医師免許を保有していること |
| ②会員 | 日本皮膚科学会正会員を5年以上修了。 |
| ②研修 | 所定の研修実績を修了していること |
| ③単位 | 前実績単位(計150単位)を取得していること |
| ④勤務 | 実際に皮膚科診療に従事していること |
| 種別 | 単位 | 条件 |
| 講習会 | 各10単位 | 30単位以上が義務(上限80単位) |
| 学会発表 | 1回5単位 | 8回以上(40単位) |
| 論文 | 1編10単位 | 3編以上が義務(30単位) |
論文3編・学会発表8回を達成しないと出願できません。
他診療科と比較すると、学会発表と論文執筆のノルマが多いことが皮膚科の特徴です。
2019年4月1日以降に取得した産休・育休期間については、最大6ヶ月まで研修期間として算定できるようになりました。
ただし、主研修施設での1年間の研修義務が短縮されるわけではない点は押さえておきましょう。
皮膚科専門医試験の合格率
ここ数年は安定して80%前後を推移しています。
研修要件を着実にこなしながら準備を進めれば、合格は十分に見えてくる試験です。
過去3年の合格率は下記の通りです。
皮膚科専門医資格の更新
専門医を取得したら終わりではありません。
5年ごとに更新が必要です。
| 項目 | 要件 |
| ①単位 | 資格取得または更新後の5年間で後実績単位(100単位)を取得すること。 |
| ②診療従事 | 更新申請時に2.5年以上の皮膚科診療従事の証明が必要。 |
常勤・非常勤により皮膚科診療への従事の基準が異なります。
かつこれらは、日本皮膚科学会代議員または皮膚科専門研修基幹施設のプログラム統括責任者による証明が別途必要になることも大きなポイントです。
| 区分 | 条件 |
| 常勤 | 1施設で週31時間以上の皮膚科診療 |
| 非常勤 | 週12時間以上31時間未満の皮膚科診療 |
常勤は週4日以上の勤務が、非常勤は週2日以上の勤務が必要になってきますね。
非常勤での更新を目指す場合、同時に勤務する施設は2施設以内が望ましいとされています。
子育てを優先する働き方は?
専門医資格を取得する前
まず正直にお伝えすると、専門医取得前は、楽な道はありません。
専門医を取得するまでは、原則として常勤として働き続ける必要があります。
強いて言えるアドバイスは一つ。
当直のない病院で常勤フルタイムor時短
これだけでも、体力的・精神的な負担は大きく変わります。
常勤でありながら当直を免除してもらえる施設や、当直が少ない眼科専門クリニックを選ぶことで、育児との両立がぐっと現実的になります。
専門医資格を取得した後
ここからが、働き方の自由度が広がる段階です。
皮膚科専門医を取得した後の、子育てをしつつ専門医を維持する働き方の最適解はこちら!
週2日
週1〜2日
皮膚科は専門医取得後に大学病院など皮膚科専門医認定施設で週2日以上勤務する必要があり、専門医資格の維持も大変な診療科です。
専門医認定施設で非常勤を継続しつつ、他1つの施設で非常勤を掛け持ちし収入のバランスを取るのが現実的。
皮膚科専門医は美容・自由診療との親和性が非常に高いのが強みです。
転職エージェントや医師専門の求人サイトでは「週1日非常勤」「週3日常勤」といった条件で仕事と育児を両立しやすい求人を探せるので、積極的に活用してみてください。


眼科専門医を取得するメリットは?



忙しい子育て中に専門医を維持する意味ってあるの?
と思う方もいるかもしれません。
でも、眼科専門医資格を取得・維持するメリットは確かにあります。


① 患者さんから選ばれる要因になる
特にクリニック受診においては、専門医資格の有無を確認してから来院する患者さんも少なくありません。
「眼科専門医」という肩書きは、患者さんからの信頼につながる目に見える実績です。
② 専門医指定の求人に応募できる
クリニックや病院の求人には「専門医必須」という条件がついているものも多くあります。
専門医資格があることで、条件の良い求人・高収入の求人の選択肢が広がります。
子育てがひと段落して仕事量を増やしたいときにも、専門医があると求人の選択肢が増え有利に進められます。
③ 将来の独立・開業にも強みになる
もし将来的に自分のクリニックを持つことを考えているなら、専門医資格は大きな武器になります。
患者集客の面でも、スタッフ採用の面でも、「専門医の院長がいるクリニック」は信頼の基盤になります。
まとめ


転職エージェントや医師専門の求人サイトでは「週1日非常勤」「週3日常勤」といった条件で仕事と育児を両立しやすい求人を探せるので、積極的に活用してみてください。













