「訪問診療」という選択肢を考えたことがあるでしょうか?
訪問診療を行う診療所数は既に高止まり、病院の訪問診療への参入がどんどん増えています。
医師転職エージェントに取材すると、このような意見が。

訪問診療の求人数はここ2〜3年で明らかに増えています



子育て中の女性医師の転職先として選ばれています
こんなこんな声があります。
子育て中の女医ママが最も両立しやすい働き方の一つとして、訪問診療が選択肢になります。
この記事では、その理由とリアルな働き方、職場選びの注意点までまとめて解説します。
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なぜ、訪問診療がトレンド?


なぜ今、訪問診療がトレンド?
- 2040年問題 (団塊ジュニア世代が65歳以上になる)
- 新型感染症の拡大リスクに備えて
- 自然災害に備えて
日本は2040年に団塊ジュニア世代が65歳以上へ突入する「2040年問題」が待ち受け、厚生労働省は医療・介護ニーズが高まると予測しています。
日本の人口規模から見ても、2040年代には現在よりもはるかに多くの高齢者が医療を必要とし、在宅医療の需要は膨増えるばかり。


実際に、在宅診療を行う診療所数は高止まり、病院は増加傾向です。
この長期的な人口構造の変化に加え下記の2点の経験から、国は「感染症・災害時でも医療が途切れない体制」を整える必要性も強調しています。
- 新型感染症の拡大
- 地震や豪雨など自然災害のリスク
そのため厚労省は、外来や入院に過度に依存しない、訪問診療を重要政策に位置付けています。
この大きな社会的背景から、訪問診療は今後15年以上にわたって確実に伸び続ける分野として注目されているのです。
その結果、医師求人数も伸びているのが現状。
訪問診療が女医ママに選ばれる理由


1. 定時退勤が可能
訪問件数は事前に決まっており、病院勤務のように突発的な外来延長や急患の対応に追われにくいのが特徴です。
「ほぼ定時で帰れる」 と感じる医師が多いのはこのためで、保育園のお迎え・習い事の送迎など家庭との両立がしやすくなります。
2.急な欠勤に対応しやすい医療機関もある
訪問診療はチーム制で動く医療機関があり、休む時の代替が立てやすいというメリットがあります。
一方で訪問診療を行う医療機関も体制は様々。
下記の2点で運用している医療機関は女医ママにとって両立しやすい選択肢なります。
- 医師が複数在籍している訪問診療
- チーム医療を重視している訪問診療



子どもが熱を出した



急に保育園から呼び出された
など、育児中には避けられないトラブルにも対応しやすく、精神的な負担が大きく減ります。
3. オンコール無しが可能
訪問診療=オンコール必須というイメージを持たれがちです。
現在はオンコール専任医を置く診療所が増加しており、常勤でも非常勤でも オンコールなしの勤務形態 を選べる職場もあります。



夜間・休日は家族の時間を確保したい



小さな子供がおり、夜間対応は難しい
というニーズに応えてくれる職場が増えているのは、女医ママにとって大きな追い風です。
訪問診療のリアルなメリット・デメリット
訪問診療のリアルなメリット


1. 落ち着いた勤務が可能
訪問診療の患者さんは、慢性疾患を抱え、通院が困難な方が中心です。
急性期病院のように次々と患者さんを診察する必要はなく、一人ひとりに向き合った落ち着いた診療ができる点が大きな特徴です。
患者背景が慢性疾患が中心で、診療の落ち着いたペース感が「子育て中でも無理のない働き方」と感じる医師が多いのも特徴です。
2.専門領域を活かせる
訪問診療は内科・外科・マイナー科など幅広いバックグラウンドの医師が活躍しています。
一般的には内科の医師が活躍する場合が多いですが、昨今は皮膚科・精神科・眼科などマイナー科診療を行う採用も増えてきており、マイナー科の医師が訪問診療に挑戦する参入障壁も低くなってきています。
「未経験歓迎」である求人も多く、新たに訪問診療に挑戦しやすいことは大きな魅力です。
3. 高報酬
訪問診療は、勤務時間に対して報酬が比較的高い点が大きな魅力です。
定期訪問が中心となるためスケジュールが安定しやすく、非常勤でも1コマあたりの単価が高めに設定されていることが多いのが特徴です。
「短時間でもしっかり収入を確保したい」「勤務日数を抑えたい」という女医ママにとって、訪問診療は現実的な選択肢といえます。
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訪問診療のリアルなデメリット


1. 患者さんの自宅に入る抵抗感
訪問診療では、患者さんの自宅や施設という極めてプライベートな空間に医師が入ることになります。
そのため、医師側が「他人の生活空間に入ること」に心理的な抵抗を感じるケースも少なくありません。
住環境や衛生状態が病院とは大きく異なることもあり、最初は戸惑いや緊張を感じる医師も多いのが実情です。
2. 患者さんの生活背景に向き合う
訪問診療では、病気そのものだけでなく、患者さんの生活背景・家族関係・介護環境にも深く関わることになります。
たとえば
・独居で支援が十分に受けられていない
・家族の介護負担が限界に近い
・経済的・社会的な問題を抱えている
といった、医療だけでは解決できない課題に直面する場面も少なくありません。
患者さんや家族の「生活」に寄り添う医療はやりがいがある一方で、感情的な負担を感じやすいのも事実です。
ときには、医師として「どこまで関わるべきか」悩む場面も出てきます。
訪問診療で働く求人を選ぶポイント
1. オンコールの有無
訪問診療の求人を選ぶ際、最も重要なのがオンコールの有無と実態です。
同じ「訪問診療」でも、オンコールの負担は医療機関によって大きく異なります。
確認すべきポイントは、下記の通り4点。
・オンコールが有るか、免除可能か
・担当頻度(月◯回程度か)
・ファーストコールは看護師対応か
・夜間往診が実際にどの程度発生しているか
特に子育て中の女性医師にとって、夜間対応は家庭への影響が大きく実情としてオンコール無しの求人を選ぶ女性医師がほとんどです。
2.移動方法や移動エリア
訪問診療では、診療内容だけでなく移動の負担も働きやすさに直結します。
・医師が自ら運転か?ドライバー同行か?
・訪問エリアやルート
・1日の訪問件数と移動時間のバランス
特に運転に不安がある場合や、子育てで体力に限りがある時期には、移動の負担が少ない体制かどうかは重要なチェックポイントです。
訪問件数が多すぎたり、エリアが広すぎると、結果的に帰宅時間が遅くなりやすいため、「1日の具体的なスケジュール」を聞いておくと安心です。
3. 診療の運用方法
訪問診療を無理なく続けるためには、医療機関全体の運用方法が非常に重要です。
・チーム制で診療を行っているか
・複数医師が在籍し、カバーし合える体制か
・急な休みや早退に対応できる運営か
一人の医師に負担が集中する体制では、子どもの体調不良など突発的な出来事に対応しにくくなります。
一方で、チームで患者さんを診る運用や複数医師体制の医療機関では、子育て中の女性医師でも安心して働きやすい環境が増えてきています。
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訪問診療で働く女医ママの働き方実例


1. 週4常勤で訪問診療に勤める内科医ママ
Aさん(40代・内科医)
- 第2子 出産を機に急性期病院を退職
- 現在は訪問診療クリニックで週4日・常勤として勤務
- 勤務時間は平日9時〜17時
- 保育園のお迎えに間に合う生活に満足
- オンコールは免除
- 患者さん一人ひとりと丁寧に向き合えることにやりがい
一言コメントいただきました。
「内科医としての経験がそのまま活かせる上、家庭とのバランスも取りやすい。今のライフステージに合った働き方だと感じています」
2. 週1非常勤で訪問診療に勤める眼科医ママ
Bさん(30代・眼科医)
- 第1子出産後、大学病院を退局
- 現在は非常勤医で訪問診療クリニックで週1日の非常勤勤務
- 在宅患者さんの眼科診察
- 他科医師からの眼科コンサルト対応
一言コメント頂きました。
「病院勤務のような当直や急患対応は難しいけれど、非常勤で訪問診療なら無理のない範囲で眼科専門医として関わり続けられとても良い選択肢です」
訪問診療の求人の探し方


1. 知人からの紹介
訪問診療の求人は、知人や同僚からの紹介で見つかるケースもあります。
実際にその医療機関で働いている医師や、過去に関わりのあった医師からの紹介は、職場の雰囲気や実際の働き方が分かりやすいという大きなメリットがあります。
一方で、紹介の場合は「条件の交渉がしにくい」「断りづらい」と感じることもあります。
好条件に見えても、自分のライフスタイルに本当に合っているかを冷静に見極めることが大切です。
2. 転職エージェントを活用する
訪問診療の求人探しで、特に子育て中の女性医師におすすめなのが、医師専門の転職エージェントの活用です。
転職エージェントを利用することで、下記のような内部事情を踏まえた求人紹介を受けることができます。
・オンコールの頻度や実情
・医療機関の運用体制
・子育て中の医師が実際に働いているか
また、転職エージェントを利用すると下記を代行してもらえる為、忙しい子育て中でも効率よく・無理なく求人を探せるのも大きなメリットです。
・勤務日数や時間の調整
・オンコール免除などの条件交渉
・面談・見学の日程調整
「今すぐ転職するつもりはないけれど、情報収集したい」という段階でも利用できるため、人気求人はすぐ埋まる傾向があります。
訪問診療を選択肢のひとつとして考え始めたタイミングで、早めに相談しておくことがおすすめです。
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まとめ
訪問診療は、今後もニーズが高く求人も増えるであろう働き方。
SNS通じ訪問診療に従事する女性医師数名にお話を伺い、女医ママにと親和性が高い働き方だと感じました。
もちろん、オンコールや移動、生活背景に向き合う大変さなど、訪問診療ならではの苦労もあります。
だからこそ、自分のライフステージに合った求人を選び、無理のない体制の医療機関を見極めることが重要です。
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