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「崖っぷち女医ママ」から卒業 その具体的な方法とは?

毎日、体力的にも精神的にもギリギリ。

外来を終える時間はいつもギリギリで、お昼ご飯も食べられないまま日常業務をこなし、お迎えに行く頃にはフラフラ…。

保育園のお迎えはいつも一番最後になり、家に帰れば終わらない家事と子育て。

子供も自分も職場も、誰も幸せになってない。
と感じました。

思い通りにいかない自分を責めて、ひとりで涙を流すこともありました。

そんな「限界寸前の日々」を過ごしながら、なんとか踏ん張っていた私。

でも、心のどこかで「このままでは続けられない」と感じていました。

この記事では、そこからどう考え、働き方を見直し、少しずつ前を向けるようになったのかを体験をもとにお伝えします。同じように悩んでいる方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

目次

崖っぷち女医ママを卒業しよう!と思ったきっかけ

転機:子どもの言葉にハッとした瞬間

お昼ご飯も食べられずに業務をこなし、お迎えに行く頃にはフラフラ…。

保育園ではいつも最後の一人、申し訳なさで胸がいっぱいでした。

一方で日々の忙しさに現状を変えようとは考えたこともありませんでした。

そんなある日、子どもからぽつりと、

もっと早くおうちに帰ってきてほしい

その言葉に胸を突き刺されるような思いがしました。

仕事に追われる日々で、いつの間にか家庭や子どもに大きな負担をかけていたことに気づかされたのです。

「このままではいけない。働き方そのものを変えなければ」 そう強く決意した瞬間でした。

崖っぷち女医ママから脱出するための6つの行動

1.自分の優先事項を決める

まず「私にとって本当に大切なことは何か」を考えました。

女性医師にとって優先事項となりうること

  • 仕事
  • 家族
  • 家事育児
  • キャリアアップ
  • 収入
  • 趣味

キャリアアップ、収入、研究活動…いろんな目標が頭に浮かびましたが、今の自分にとって一番大切なのは「子どもとの時間」と「心身の余裕」だと気づきました。

2.先輩女医ママに話を聞く

次に、すでに子育てと仕事を両立している先輩女医ママにたくさん話を聞きました。

常勤で働き続けている人、非常勤でペースを落としている人、フリーランスで柔軟に働いている人…。

様々な状況で働いている、いろんな先輩に話を聞きに行き、意見は様々。

リアルな体験談を聞くことで、「働き方は一つではない」「様々な働く選択肢がある」と実感できました。

3.家族と話し合う

そのうえで、夫と「今の働き方では家庭に大きな負担がかかっている」という現状を共有しました。

家事分担やサポート体制を話し合うことで精神的に支えられる部分が増え、夫からは

思い切って常勤を辞めてみたら?

声をかけてもらい、家族の理解と後押しが大きな決断に。

4.働き方を変える

思い切って働き方を変えよう!転職しよう。
そうしないと時間が取れない。

と思うように。

非常勤勤務という選択肢を現実的に考え始めた私は、まず情報収集を始めました。

働き方を変える情報収集の方法

  1. 転職エージェントで求人紹介を受ける
  2. 知人から求人紹介を受ける
  3. 女性医師支援センターから求人紹介を受ける
  4. 近隣病院の公募情報を確認する
  5. 現職場の勤務形態を変えることが可能か調べる

転職エージェントへの登録、知人から非常勤求人を紹介、ネットで近隣の病院を調べて公募情報を確認したりと、自分に合った職場探しに動き出します。

さらに、女性医師支援センターにも登録し、客観的なアドバイスや求人情報を得られる環境を整えました。

こうした行動を重ねることで、「本当に働き方を変えられるかもしれない」という実感が少しずつ湧いてきたのです。

5. 家事の外注

家事の外注方法

  • 家事代行を依頼
  • ロボット掃除機の導入
  • 乾燥機付き洗濯機の購入
  • 食洗機の購入
  • 食材宅配を利用する

仕事も育児もフル回転でこなしていた頃は、「家事を人に頼むなんて」と思っていました。

でも、実際に外注してみると、想像以上に心の余裕が生まれることに気づきました。

週1回の家事代行をお願いするだけでも、掃除・洗濯・料理の下準備が一気に片付きます。

また、食材宅配(Oisix、パルシステムなど)やロボット掃除機、食洗機などの時短家電など頼る方法はいくらでもある昨今。

「自分でやらなきゃ」の呪縛を手放し、プロやテクノロジーに頼ることで、家族と過ごす時間を「義務」から「楽しむ時間」に変えることができました。


6. 引越し

思い切って引っ越しをしたことも大きな転機でした。

以前は職場まで車で60分、朝の送りも帰りの迎えも渋滞に巻き込まれる毎日。

職場に近いエリアに移ることで、送迎時間が短縮され、朝のストレスが激減。

「たった15分早く帰れる」だけでも、夕方の余裕が全く違います。

引っ越しはエネルギーが必要ですが、通勤・保育園動線の最適化は生活の質を底上げする投資です。

変化したこと

変化したこと

  1. 家事育児の時間を取れるようになった
  2. 体力・精神的な余裕が生まれた

1. 家事育児の時間を取れるようになった

非常勤に切り替えて最も大きく変わったのは、時間のゆとりです。

お迎え時間に焦ることがなくなり、夕方に子どもと一緒に過ごせる時間が増えました。

夕食を一緒に作ったり、寝る前にゆっくり絵本を読む時間が持てるようになったことで、子どもの表情が柔らかくなったのを感じます。

以前は「ママ、まだ仕事?」と聞かれて胸が痛むことも多かったのですが、今では「今日ね、こんなことがあったよ」と嬉しそうに話してくれるようになったり、習い事に通うこともできるように。

家庭の時間を削る生活から、“大切にできる”生活へと変わった瞬間でした。

2. 体力・精神的な余裕が生まれた

常勤時代は外来を終える時間がギリギリで、お昼を抜くこともしばしば。

帰る頃にはヘトヘトで、子どもの相手をしていてもどこか上の空——。

非常勤になってからは、勤務日数を減らし、昼ごはんを食べたり、余裕を持った時間を取れるようになりました。

結果的に、仕事も家庭もどちらも中途半端ではなく、「両方にきちんと向き合える」ようになったのです。

気持ちに余裕ができると、家族への接し方も柔らかくなり、家庭の雰囲気も良好に。

「時間」だけでなく、「心のスペース」を取り戻したことが、非常勤という働き方の一番のメリットだと感じます。

まとめ

自分の優先事項を明確にし、働き方を変える、環境を整えることで崖っぷち女医ママを卒業できる!

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ちばぽん
眼科医兼ブロガー
眼科医。第1子産後に専門医取得。大学病院フルタイムで勤務するも両立に失敗。現在、非常勤。「女医ママが仕事と育児の両立を目指す」上で役立つ情報をブログで発信中。
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