
保育園に落ちた…でも仕事したい
そんな気持ちを抱える女医ママは少なくありません。
医師という職業柄、長期間のブランクは復帰へのハードルを高めてしまいます。
でも、諦めないでください。
保育園以外にも、復職を叶える方法はあります。
この記事では、女医ママが実践できる具体的な復職方法をご紹介します。
認可保育園落ちたらどうする?


認可保育園の入園選考に落ちてしまったとき、まず取り得る選択肢は大きく2つあります。
1. 育休を延長する
保育園に入れなかった場合、育児休業を最長で2年まで延長できる制度があります。
(雇用保険の育児休業給付金も延長対象となります)
育児給付金の金額
- 育休開始〜180日目:休業前賃金の67%
- 181日目以降:休業前賃金の50%
次の4月の入園に向けて、じっくりと準備する期間として活用するのも一つの手です。
ただし、女医にとってブランクが長引くことは医療技術の維持・向上の観点から不安要素でもあります。



なるべく早く復職したい‥
という思いが強い方には、次の選択肢を強くおすすめします。
2. 認可外保育所に入園する
認可保育園に入れなかった場合も、認可外保育施設や企業主導型保育所など、預け先の選択肢は複数あります。
認可外保育施設は料金が高めになることが多いですが、自治体によっては補助金制度もありますので、お住まいの市区町村に確認してみましょう。
また「企業主導型保育所」は従業員枠で入りやすいこともあるため、勤務先病院に設置されているかどうか確認してみることも大切です。
それでも復職したい女医ママへ


育休延期も認可外も難しい…そんな状況でも諦めないでほしいのが、「ベビーシッターを活用した復職」という方法です。
近年、シッター利用による復職を選ぶ医師ママが増えています。
ベビーシッターを活用した復職という選択肢
ベビーシッターと聞くと「高くて現実的じゃない」と思うかもしれませんが、実は補助制度をうまく活用することで、費用負担を大幅に抑えることができます。
1: 職場によっては内閣府シッター券で補助が出る
内閣府の「ベビーシッター派遣事業」では、割引券が発行され、1回あたり最大4,400円の補助が受けられます(利用要件あり)。
勤務先が提携しているか確認しましょう。
2: 東京都にお住まいの方は東京都から補助が出る
東京都では「ベビーシッター利用支援事業」として、認可外保育施設等の利用費補助の対象にシッターが含まれる場合があります。
お住まいの区市町村窓口にご確認ください。
3:週1〜2日からの段階的復職が可能
保育園と違い、シッターは必要な曜日・時間だけ利用できます。
最初は週1〜2日の非常勤から復職し、慣れてきたら徐々に勤務日数を増やすという柔軟な働き方が実現できます。
ベビーシッターを活用した復職のメリット・デメリット
ベビーシッターを活用した復職のメリット


1. 信頼できる方が見つかれば、子どもも親も安心
見慣れた環境で過ごせるため、子どもの年齢に関わらず精神的な負担が少なく、環境変化によるぐずりや夜泣きのリスクも低減します。
マッチングを重ねて相性の良いシッターさんが見つかれば、親にとっても長期的に同じ方に見てもらえる安心感があります。
保育園入園が決定した後も、信頼関係があるシッターさんが居れば病児保育の依頼を考慮する時スムーズです。
2. 保育園とは異なり個別対応が可能
1対1での保育のため、子どもの個性やアレルギー対応など個別に合わせた集団保育では実現しきれないきめ細かい対応が期待できます。
3. 感染症のリスクが低い
集団保育に比べ、風邪やインフルエンザなどの感染症をもらいにくい環境です。
仕事を急に休む必要が生じるリスクも下がります。
ベビーシッターを活用した復職のデメリット


1. 保育園より料金が高い
認可保育園と比べると費用は高くなりがちです。
ベビーシッターは 2,500円/1時間〜が相場です。
ただし、補助制度の活用や勤務日数の調整でコントロールすることは可能です。
2.プライバシーの問題
自宅に他人を招き入れることへの不安感は少なくありません。
後述する「ゾーニング」や「見守りカメラ」などで対策しましょう。
ベビーシッターを利用した復職の手順


まずは短時間のスポット利用でシッターさんとの相性を確認します。
複数のサービスや候補者を試して以下の点を確認しましょう。
- サービスの使いやすさ
- 子供との相性
- 対応力
- コミュニケーション力
「この方なら安心して任せられる」と思える方を見つけることが最優先です。
信頼できるシッターさんが見つかったら、職場と相談しながら復職のスケジュールを組みます。
はじめは週1〜2日の非常勤から始め、状況を見ながら徐々に増やしていくプランが無理なくおすすめです。
復職日程が決まったら、シッターサービスに定期利用の申し込みをします。
定期利用は料金が割安になるサービスも多く、シッターさんとの信頼関係も深まりやすいです。
補助券の利用手続きも忘れずに。
ベビーシッターを活用した服飾の実例



シッター利用した復職って実際どう?
そんな疑問に答えるべく、筆者自身の体験談をお伝えします。
筆者の場合:第2子生後4ヶ月で非常勤で復職
私自身、第2子を出産後わずか4ヶ月で非常勤復職を果たしました。
「産後4ヶ月は早すぎる」と思われるかもしれませんが、医師というキャリアを守りたい気持ちと、ブランクへの不安が背中を押してくれました。
最初の勤務形態は週1日・4時間のみ。
シッターさんに4時間だけ職場の託児室で見てもらうという、非常にコンパクトなスタートでした。
それでも「また医師として働いている」という感覚は、産後の気持ちにもとても良い影響をもたらしてくれました。
お試し利用で複数のシッターさんを比較
1回4時間の勤務または、短時間のお試し利用を通じて何人かのシッターさんにお会いしました。
子どもとの相性はもちろん、コミュニケーションのとりやすさ、緊急時の判断力、清潔感なども含めて総合的に判断。
その結果、信頼関係を築けた2名のシッターさんとご縁がありました。
2名の選んだ理由
2名を選ぶ際に特に重視したポイントは以下の3つです。
保育士資格をお持ちの方
専門的な保育知識と経験があることで、子どもの発達段階に合わせた適切な関わり方をしてもらえます。
何かトラブルがあっても適切に対処してもらえるという安心感は格別でした。
病児対応が可能な方
将来的な保育園入園後を見据えて、病児対応ができるシッターさんを選びました。
保育園に入ると感染症で急なお休みが増えます。
安心して預けることができる病児シッターさんがいれば、子どもが体調不良のときも仕事を続けられる選択肢が広がります。
自宅から近いかた
急なスケジュール変更や延長依頼に対応してもらいやすいよう、近隣在住の方を優先しました。交通事情に左右されにくく、来てもらいやすい距離感は、継続利用の上でとても重要なポイントです。
「2名と契約する」というのもポイントです。
1名だけだと体調不良やスケジュール都合でキャンセルになった際に対応できません。
複数名と信頼関係を築いておくことで、万が一の際にも安心です。
ベビーシッターを活用した復職時にやるべきこと


1. 部屋のゾーニング
シッターさんが入って良い部屋・エリアを事前に明確にしておきましょう。
リビングや子ども部屋はOK、寝室やクローゼットはNG、といったルールをあらかじめ話し合い、共有しておくことが大切です。
物理的に鍵をかけたり、「立入禁止」の表示をするなど、わかりやすく境界を示す工夫もおすすめです。
2. 見守りカメラの導入
リビングや子どもが過ごす部屋にWi-Fiカメラを設置することで、外出先からスマホでリアルタイムに様子を確認できます。
シッターさんへの事前告知は必ず行い、双方が納得した上で導入しましょう。
見守りカメラは子どもの安全を守るだけでなく、ママ自身が「ちゃんと見守れている」という安心感を得るためにも有効です。
仕事中も落ち着いて業務に集中できるようになります。
3. 貴重品の管理
通帳・印鑑・クレジットカード・パスポートなどの貴重品は、鍵付きの金庫に保管する習慣をつけましょう。
さらに心配であれば、貴重品の持参をおすすめします。
シッターさんを疑うわけではなく、「自分のためのリスク管理」として整えておくことが重要です。
また、スペアキーの管理にも注意が必要です。
合鍵を渡す場合は番号管理できるキーボックスを活用する方法もあります。
まとめ
保育園に落ちても、復職を諦める必要はありません。
ベビーシッターを活用することで、保育園の入園を待たずに復職の道が開けます。
補助制度をうまく使い、信頼できるシッターさんを見つけ、ゾーニング・カメラ・貴重品管理の3つをしっかり準備する。これだけで、女医ママの復職はぐっと現実的になります。
大切なキャリアを守りながら、子どもの笑顔も守れる。そんな働き方を、ぜひ自分らしく実現してください。













